現在、住宅に使用されている断熱材は様々なものがありますが、そのほとんどが化学物質で作られたものです。これに対し、セルロースファイバー断熱材InCidePCは、米国国内のリサイクル新聞紙から作られています。ホルムアルデヒド、アスベスト、グラスファイバーを一切含まず、米国では害虫駆除断熱材として登録および認可を受けている唯一の断熱材です。
1950年代に、改修プロジェクトに使用されることからスタートしたセルロースファイバー断熱材は、1970年代、2度にわたるオイルショックによる省エネルギー化の流れを受け、アメリカ政府のアシストも加わり、今日に至っています。
セルロースファイバーは、アメリカ国内で50年以上に渡り断熱材として使用され、その性能やメリットが知られるに伴い、たくさんの人がセルロースファイバーを断熱材として選んでいます。

アメリカ国内における
断熱材シェアの割合

日本国内における
断熱材シェアの割合

アメリカやイギリスなどの諸外国に比べ、日本の木造建築の寿命の短さには顕著なものがあります。この原因の主たるものが結露であり、結露を完全に吸放湿することができない断熱材が未だ日本では多く使用されています。
セルロースファイバー断熱材は、吹き込みによる特殊な施工方法であるがゆえに専門的な知識を持った施工業者に依頼する必要がありますので、他の断熱材に比べ費用が多くかかることから日本ではなかなか普及しないのが現状です。
しかし、アメリカやヨーロッパなどではセルロースファイバーが主流であり、住宅は長寿命で資産価値が高いです。
セルロースファイバーは高いと言われていますが、完成後は見えなくなってしまう壁の中を、結露によるカビや木材が腐食するのを長年にわたり防ぎます。また、家が防音性を持つことや、高断熱によって光熱費の削減につながること、長年安心できる住まいのことを考えると高いとも言い切れません。
調湿する機能に長けた自然素材のセルロースファイバーは、シックハウス対策としても効果的です。住宅を長く維持し、快適に住み続けるために断熱材選びはとても重要です。
弊社では、セルロースファイバーを本場アメリカより直輸入し販売・工事を請け負う他、自社で施工できるよう指導等もしております。
おかげさまで、セルロースファイバーを標準仕様にする工務店様も徐々に増えてきております。
セルロースファイバーを本格的に導入したい・セルロースファイバーの工事の外注で迷っている等、検討中の工務店様は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。


